話がついつい長くなってしまうんですよね…。
私自身、伝え方のコンサルティングもしており、
よく、クライアント様から相談される内容の一つです。
ではなぜ、話が長くなるのか?それは、
「あれもこれも情報を詰め込み過ぎる」
という事です。
・これも大事!
・あれも伝えておかないと!
そんな、気持ちは分かります。
しかし、聞き手にとっては情報量が多いと、結局何が言いたいのか?と、全く内容が入ってきません。
ここではそんな問題を解消する、「マジックナンバー3」をご紹介します
マジックナンバー3とは?
数字の『3』はマジックナンバーと呼ばれ、
脳は3つの情報を記憶しやすいと言われています。
例えば、周りを考えて見てください。
心技体・松竹梅・金銀銅・三代珍味・見ざる・言わざる・聞かざる・トヨタ・BMW・ツタヤ・ホンダなどなど。
3つで表現されているものが多々あります。また、広告やチラシなど、
・3つの特徴
・3つの効果
・3つの理由
・3つの約束
など、3つに絞って書かれている事多いですよね?
話が上手いスピーカーや説得力があるリーダーは、
「今から重要なことを3つお伝えします」
など前置きをすることで、
より聞き手の理解を高める事ができるのです。
3つに絞るポイント
マジックナンバー3は理解できた。でも、
・なかなか絞るのが難しくて…
・どう絞ればいいのか分からない…
こんな方もいるかもしれません。
もちろん、ただ3つに絞れば言い訳ではありません。
伝える相手にとってメリットがあるものは何か?
ここを意識することが大切です。以下が内容を絞る3ステップです。
①伝えたい内容をまずは箇条書きで書き出す
②聞き手のメリットが大きものを優先し3つに絞る
③絞ったものを軸に構成を作る
いきなり頭の中で3つに絞ろうとするのではなく、
まずは、頭の中の言葉を書き出す事がポイント。
全て書き出した上で、相手が最も知りたい事や響く事はなんなのか?
その視点で3つに絞ることで、より響く内容となります。
そして、3つにポイント絞ったものを軸に、話の内容を組み立てることで、話が飛んだり、長くなるということを未然に防ぐことができます。
まずは、情報の整理をしその後に流れや構成を考える。その上で、マジックナンバー3をうまく活用することで、劇的に伝わり方が変わりますよ。
ぜひ、実践してみて下さいね。
10分でできる!マジックナンバー実践法
①3つに絞る癖をつける
何かを伝える前に、伝えたい事を3つに絞るとしたら?を自分に問うのはオススメです。3つしか話せないとしたら?この視点を持つことで本当に重要なことは何かが見えてきます。
②訓練する
3つに絞ることが大事。情報知識で理解してもなかなか実践するのは難しいかもしれません。その為には、やはり訓練が必要です。オススメなのは、朝のミーティングなどで1分間のスピーチをやるなど。1分で話をまとめることができると、要点を絞る力が格段に高まります。
最初は難しいかもしれませんが、繰り返し行うことで確実に伝える能力は高まります。
チャレンジしてみて下さい。