今回はリーダーに必要不可欠な『傾聴スキル』をテーマに、簡単に実践できるポイントをお届けします。
傾聴スキルは、チームメンバーの信頼を得て、より強いチームを作るための重要な能力です。
傾聴スキルが優れたリーダーがチーム及ぼす影響
リーダーは指示を出すだけでなく、メンバーの声に耳を傾け理解し、適切なフィードバックを行うことが求められます。
傾聴スキルが優れているリーダーは、以下のような成果を上げることができます。
①信頼関係の構築
メンバーが安心して意見を述べられる環境を作ります。これにより、相手も本音などを話しやすくなることで、より信頼関係が高まります。
②問題解決のスピードUP
リーダーが聞く姿勢を持つことで的確な情報を得ることができ、迅速な意思決定が可能になります。ただ聞くだけでなく、相手に興味関心を持ち、深く傾聴することで本質的課題の発見も早くなります。
③エンゲージメントの向上
メンバーが自分の意見が尊重されていると感じ、モチベーションが上がります。エンゲージメントが高まることで、休職・離職率の軽減にも繋がります。
10分でできる!傾聴スキルを高める3つのポイント
傾聴スキルを磨くために、10分でできる簡単な練習法を紹介します。
1. 相手の話を遮らない
会話の中でつい自分の意見を言いたくなることはありませんか?まずは意識的に相手の話を最後まで聞きましょう。その際、相槌を打ったり、「なるほど」などの短い言葉を使って、相手に「聞いているよ」というサインを送りましょう。
どうしても何か意見を言いたくなってしまう…そんな方は、言いたくなっても3秒待つ!
これを意識的に実践してみて下さいね。
2. 相手の感情を理解する
単に言葉を聞くだけでなく、相手の感情に目を向けることが重要です。
例えば、“その時、どんな気持ちだった?”と質問してみましょう。感情を共有することで、信頼関係が深まります。
3. 質問を活用する
相手が話しやすくなるような質問を投げかけてみてください。例えば、“具体的にはどんなことが課題だと感じますか?”といったオープンな質問を心がけると、より深い対話が可能になります。
早速実践してみよう!
10分を使って以下を試してみてください。
- チームメンバー1人と話す時間を作る。
- 話を遮らずに最後まで聞く。(意見を言いそうになったら3秒我慢)
- 感情を確認し、オープンな質問を1つ投げかける。
小さな行動を積み重ねることで、リーダーとしての傾聴スキルが着実に向上します。
傾聴スキルは、一朝一夕で完璧になるものではありませんが、日々の実践が大切です。次回も、簡単に取り入れられるリーダー育成のヒントをお届けします。どうぞお楽しみに!