あなたはタイタニックを知っていますか?
私が学生の頃、映画も大ヒットしご存じの方も多いと思います。
タイタニック号は、
『沈まない豪華客船』と言われていました。
では、なぜあのような悲劇を生み出してしまったのか?
事故後に調査した結果、
・救命具が足りていなかった
・船の構造上の問題
・救助の知らせを発信するのが遅れた
・船体の金属特性が低温で弱くなっていた
など、様々な原因があった様です。
しかし、その後の聞き取り調査で見えた最も大きな原因。
それは…
「多くの人が、これらの問題に気づいていいたにもかかわらず言い出せなかったこと」
・こんな大きな船が沈むはずがない
・異変や不具合に気付いてはいたけど、予定通りに進めるため言い出せなかった…
など、組織的圧力もあり本音を言い出せなかったことが、これらの悲劇を生んだと言われています。
この本音が言えない。
違和感を口に出せない。
この様なことが、あなたの組織でも起こっていないでしょうか?
どうすれば本音・違和感が出せるのか?
本音や違和感を言える環境を作る。
年齢や立場。価値観も違う中で本音や違和感を口に出すのは簡単ではありませんよね?
じゃどうすれば、簡単にそんな環境を作れるのか?
それは、
「そんなものはありません!」
おいおいと思われかもしれませんが、
実際にこの様な環境をいきなり作るのは難しいです。
じゃ、何もせずにこのままでいいのか?
それも問題があります。
しかし、ある方法を活用することで、本音や違和感を出しやすい環境は作れます。
それが、
「対話会議」です。
対話会議とは、
意見ではなく質問と傾聴を行う事で、問題を掘り下げ共有してから、解決策を考える会議手法です。
質問を中心に行うことで、誰にでも平等に発言も生まれ、より全員に納得感が生まれます。
具体的なやり方は、弊社で体験会など実施していますのでお問い合わせ下さい。
10分でできる!本音・違和感を出せる工夫
①意見だけでなく質問し合う場を作る
意見を言い合うのでなく、質問し合う場を10分でもいいので作ってみましょう。繰り返す事で、本音や違和感を言いやすい雰囲気が生まれます。
②明確なルールを設定する
なんでも好きなこと言っていいよ!と言ってもなかなか出ません。そうではなく、しっかりとルールを決めた上で、会議進行を行い、何かルール違反があった場合は、しっかりと注意するなど安全性を確保しましょう。
本音・違和感が出るとチームの混乱が起こる事がありますが、この混乱があることがチームをまとめ強くします。
何か質問、疑問があればご相談ください。