コミュニケーションを円滑にする「一文字」の違い

リーダーのスキル リーダーの在り方

あなたは「伝える」と、「伝わる」の違いって考えた事ありますか?

私は人材戦略コンサルタントとして活動しながら、プレゼンコンサルとして、プレゼン研修もやらせて頂いてます。
その際に、必ずこの「伝える」と「伝わる」の違いはお伝えします。

この違い。
私も長年、何となくで理解していましたが、今は明確にこの違いを定義しています。
そして、この違いを明確に理解する事で、コミュニケーションの質は大きく変わります。

伝えると伝わるの違い

伝えると伝わるの違い。それは、

伝える=自分主体のコミュニケーション
伝わる=相手主体のコミュニケーション

このように定義しています。例えば伝えるの場合、

「ちゃんと伝えました」
「この前言いました」

など、言った言わないで話がややこしくなった経験はありませんか?

「自分は伝えたから後は知らない」

など、相手を無視してしまっているとコミュニケーションも生まれません。

また、私がいきなり初対面の方に、

「好きだ!好きだ!好きだ!」と100回言ったとします。

これも伝えてはいますが、恐らく相手に伝わる事はなく上手くいきません。

一方で伝わるは、相手主体です。

こちらの発した事を相手が受け取り、共感や感動する事で行動して貰う。これにより、相手とのコミュニケーションが生まれます。

このように、伝えると伝わるでは、大きく意味が異なります。どんなに分かりやすく伝えたとしても、相手に伝わっていなければ意味がないのです。

10分でできる!伝わる伝え方

①相手の立場になって考える

伝える前に、一度相手の立場になって考えてみて下さい。「上司なら」「部下なら」「同僚なら」と、相手によっその時の立場や状況が違います。

②具体的な例やビジュアルを活用する

相手がイメージしやすく、具体的に伝えたり事例を使うことでやり伝わりやすくなります。

③あなたの思いや感情を込める

表面的に伝えるのではなく、思いを伝えることでより相手に伝わります。

伝えると伝わる。たった一文字の違いですが、大きな違いがあります。
もちろん、伝わる伝え方は簡単ではありません。努力や工夫が必要です。

しかし、この伝わるを意識し、表面的に上手く伝えるのではなく、相手の立場で考え伝わる努力をする事。

それこそが、コミュニケーションを円滑にし理想の成果に繋がる。

私は、そんな考えを大切にしています。

もしもあの人とはなかなかコミュニケーションが取れない…
そんな風に感じているなら、伝えるになっていないか?

を考えてみて下さいね。

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