リーダーだからと背負い込まない!メンバーに頼るリーダー術

リーダーの在り方 チーム作り

「リーダーだから、自分で全てを解決しなければならない」
「リーダーは、頼ってはいけない」

このような事を感じていませんか?

しかし、その重圧が原因で、本来の力を発揮できずメンタル的な不調に陥るケースがあります。
実際、多くのリーダーが「責任は自分にある」と思い込み、チームに頼ることをためらってしまいます。

リーダーが周りに頼る重要性(心理編)


リーダーは、「自分が全責任を負わなければならない」という無意識のプレッシャーを抱えがちです。
責任感は重要ですがこの考え方が長く続くと、以下のような問題が発生します:

過度なストレス
全てを自分でやろうとすると心身ともに疲弊し、冷静な判断が難しくなることもあります。

②視野が狭くなる
一人で抱え込むことで他の視点を取り入れる余裕がなくなり、最適な解決策を見逃す可能性があります。

孤立感の増加
メンバーに頼らないことで、周囲とのコミュニケーションが減り、孤独を感じやすくなります。

こうした状況に陥らないためには、

「リーダーは全てを背負うのではなく、チームと共にゴールを目指す役割だ」

と意識を変えることが重要です。頼ることは、自分自身を守るだけでなく、チーム全体にとってもプラスになる行為です。

リーダーが周りに頼る重要性(チーム編)

また、リーダーがメンバーに頼ることは、メンバーやチームにも効果をもたらします。

信頼関係の向上
リーダーがメンバーに仕事を任せることで、メンバーは「自分が信頼されている」と感じます。信頼されているという実感は、メンバーのモチベーションを高める強力な要因です。また、リーダー自身もメンバーを頼る経験を通じて、チームへの信頼感が深まります。

メンバーの成長
リーダーが全てを決めて指示を出すのではなく、メンバーに仕事を任せたり意見を求めたりすることで、メンバーは自分で考え、行動する力を磨くことができます。リーダーが頼ることで、結果としてチーム全体のスキルアップが期待できます。

チーム全体の力が発揮される
「リーダー1人の力」よりも、「チーム全員の力」を合わせた方が、大きな成果を出せるのは明らかです。メンバーを巻き込むことで、多様なアイデアや解決策が生まれ、より良い結果につながります。さらに、チーム全体が責任を共有することで、仕事への一体感が生まれ、組織力が強化されます。

10分でできる!リーダーが頼るコツ

①具体的に伝える
この部分は「〇〇さんにお願いしたい」と具体的に伝える様にする。

相談しやすい雰囲気を作る
「これについてみんなの意見を聞きたい」と特定の人だけでなく、全体で話し合う場を作る。

感謝の言葉を意識的に伝える
頼った後は、「助けてくれてありがとう」と言葉に出す。そうする事で、信頼が深まり、次回も協力が得やすくなります。

頼ることはリーダーとしての弱さではなく、チームの力を最大化する為のスキルです。
1人で抱え込まず、ぜひ周りを頼ってみて下さいね。

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